ガールスカウト 活動の発祥

がーるすかうとはっしょうのち

東急 池上線・大井町線の 旗の台駅の北 400m。中原街道に面して“香蘭女学校”がある。 この学校の構内に石碑が建っている。

香蘭女学校(St. Hilda's School)は, 英国教会の流れをくむ 聖ヒルダ伝道団によって 明治21年(1888) に開校された ミッションスクール。石碑は学校の創立80周年記念として建てられた。

大正9年(1920) に 創設者の M.グリンストリートによって「日本女子補導団」という名前で ガールガイド活動が始まり, 全国に広まった。 これが 日本のおける ガールスカウト活動の発祥である。世界大戦中は 活動を一時中断していたが, 戦後 昭和22年(1947) に活動を再開し, 昭和24年(1949) には ガールスカウト日本連盟ができ, 現在では 7万5千人が 日本で活動している。

碑文にもあるように当地が発祥地ではないが、芝白金三光町(現在の港区白金)にあった当学園から興ったということで校地に石碑が設置されている。さらに蛇足ではあるが、開校は明治21年(1888) 麻布区永坂町(現在の港区麻布区永坂町)。現在地は昭和23年(1948) から使用されている。

写真

  • ガールスカウト発祥の地
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  • 香蘭女学校
  • 香蘭女学校

碑文

東京都第一団 香蘭女学校
  そなえよ つねに

1920年にグリーンストリート女史により香蘭女学校にガールガイド活動の 種がまかれたのが日本におけるガールスカウト活動の始まりである。
当時, 学校は芝白金三光町にあったが旗の台に移転後もガールスカウト 東京都第一団として活動を続けている。創立80周年に際し, ガールスカウト 活動の発祥を伝え, ここに記念碑を建立する。

2000年11月3日

地図

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品川区旗の台6丁目 付近