東京 商工会議所 発祥の地

とうきょうしょうこうかいぎしょはっしょうのち

新橋演舞場と道を隔てた隣に日産自動車の本社ビルがあり、その南東側の道路の歩道の植込みに埋まるように 赤い大理石の碑が建っている。

明治維新後, 富国強兵・殖産興業・文明開化が国策の中心に掲げられ, 特に外国貿易振興のための商工業者の組織が必要とされた。 また 諸外国との不平等条約の改正を交渉するため 国内の商工業の世論を結集する代表機関 が必要となり, 伊藤博文・大隈重信・渋澤榮一らが 商工業者の世論機関の設立をはかり, 明治11年(1878), この地に「東京商法会議所」が設立された。(後に「東京商工会議所」となる) 初代会頭は 渋澤榮一。


訪問時は日産自動車本社だったが、平成21年(2009) に横浜のグローバル本社へ移転。その後新聞社建て替えの一時利用の後、現在はオフィスビル 銀座6丁目スクエアとなっている。

写真

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碑文

東京商工会議所発祥の地

明治維新の国是をふまえ 欧米諸国の制度文物を 取り入れ 時の産業界の指導者が相携えて 明治11年3月12日 商工業発展のための総合的組織体として 東京商法会議所(東京商工会議所の前身)を創立し その事務所をおいたのがこの地である
ここには明治24年以来 農商務省 ついで商工省 が昭和18年まで所在し 明治 大正 昭和の3世代 にわたって 日本産業発展のための官民協力の場と もいうべきところとなった
昭和53年3月12日 東京商工会議所創立100周年 にあたり ここに記念碑を建てて後世に残すものである

東京商工会議所会頭 永野重雄

地図

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