日本 地質学 発祥の地
ちしつがくはっしょうのち
秩父鉄道・上長瀞駅の北東 約400mに, “埼玉県立自然の博物館”がある。 この入口の道路に面して 『日本地質学発祥の地』と刻まれた大きな石碑がある。
この地が「発祥の地」と呼ばれる由来は 下記の碑文に書かれている。
碑の近くにある 自然史博物館が建てた説明板によると, この記念碑に使われた石は, 「『赤鉄石英片岩』と呼ばれる この地域一帯に薄く広く分布する石」で, 「碑は 岩石の自然の割れ目をうまく利用して, 前後は『節理』と呼ばれる平らな割れ目, 左右は『片理』という薄く割れる面からなっている」と, “自然の博物館”ならではの地質学っぽい説明が書かれている。
【リンク】地球の窓「長瀞」 日本地質学発祥の地
写真
碑文
日本地質学発祥の地
「発祥の地」の由来
明治10年東京大学に地質学科が創立され, 近代地質学が初めて日本に導入されると翌年には, 初代教授ナウマン博士が長瀞を調査している。以来長瀞一帯は, 我が国地質学上重要な研究の拠点となり, 多くの地質学舎を育て, 日本地質学発祥の地と言われるようになった。
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