グループホーム 発祥の地

ぐるーぷほーむはっしょうのち

函館本線 桔梗駅から 東におよそ6km。“道南四季の杜公園”の北側の山あいに隠れるように,老人福祉施設“シルバービレッジ・函館あいの里”がある。

数棟に分散した施設の中の本部の建物の前庭に,1m余の茶色の台石の上に 直径50cm位の白い石の球体が 載ったユニークな形の碑があり,台石の正面に「グループホーム発祥の地」と書かれている。

“グループホーム”とは,認知症を持つ高齢者数人(5~9人)が 専門の介護スタッフのケアを受けながら, それぞれ個室を持ち,家庭的な雰囲気の中で 料理・掃除・買物等の日常の家事は分担して行う施設。公的介護保険が適用され,現時点では一番理想の介護ができるシステムと言われるが, まだ国内での認知度はあまり高くなく,グループホーム活動については世間に知られていないことが多い。

世界で最初のグループホームは,1980年代初めにスウェーデンで 街中の普通の民家で行われていた “グループリビングケア”で,日本で最初にグループホームを立ち上げたのが 平成3年(1991) 設立のここ函館あいの里とされる。

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写真

  • グループホーム発祥の地
  • 球体には北緯41度の都市が並んでいる
  • グループホーム発祥の地
  • グループホーム発祥の地 背面
  • あいの里

碑文

グループホーム
発祥の地

寄贈 社会福祉法人 函館光智会
理事会
2001.3.21

地図

地図

函館市亀田中野町 付近 [ストリートビュー]