宝塚が 発祥である ウィルキンソンタンサン
うぃるきんそんたんさん
平成31年(2019) 3月16日に、ナチュールスパ宝塚(宝塚市湯本町9-33)脇に、ウィルキンソンの自動販売機とともに発祥地を示す看板が設置された。
宝塚がウィルキンソンタンサン発祥の地だとは聞いたことがあったけど、こんなウィルキンソンだらけな自販機があるなんて知らなかったよ、、。狂気じみてて好きです。探検しがいのある街、宝塚。 pic.twitter.com/2aR7ARMzCA
— 灰 (@xxx3220amo) 2019年4月28日
写真
碑文
これからも宝塚が発祥であるウィルキンソン タンサンを「まちの宝・歴史」として大切に守り、引き継いでいきたいと思います。
ウィルキンソンタンサンと宝塚
イギリス人ジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏は一八八九年(明治二年)頃、宝塚(武庫川の傍ら)で優良な炭酸鉱泉を発見しました。翌年、その鉱泉から湧き出す「酸い水」を瓶詰めにして炭酸水を発売することを思い立ち、宝塚の紅葉谷に瓶詰工場を設け、生産、販売を開始しました。
その後、販売促進の一環として、海外の商社や客船のキャプテン等を積極的に工場見学に誘致しました。その際の宿泊施設としてタンサンホテルを建設、運営。また、国内では初めて瓶栓に「王冠」を採用するなど、ウィルキンソン社は先進的でグローバルな企業でした。
一九〇四年(明治三十七年)には、タンサンの輸出増大に伴う生産力増強のため、生瀬(現西宮市域内)に工場を移転しましたが、環境も良く、温泉もあり療養地として評判が高かった「宝塚」ブランドを保持するため、以後も工場名を「宝塚工場」としました。
一九九〇年(平成二年)、ウィルキンソン社創業一〇〇周年をもって宝塚工場は閉鎖され、現在はアサヒ飲料株式会社がウィルキンソン製品を生産販売しています。強炭酸が特徴のウィルキンソンタンサンはハイボールやカクテルの割り材としての需要に加え、直接飲むという新しいスタイルを提案、人気を呼んでいます。
ところで、発泡性の水は海外では「ソーダ」と呼ばれていますが、日本では「タンサン」と呼ばれています。これは、ウィルキンソン氏が英国領事と相談し、商品名として使用した言葉が、次第に広まり一般化したものなのです。宝塚市・宝塚市国際観光協会
「ウィルキンソン タンサン」は一八八九年、宝塚の炭酸鉱泉から始まった。
宝塚発祥、100年の歴史。
WILKINSONⓇ
Since 1904
「ウィルキンソン タンサン」。1889年、
英国人ジョン・クリフォード・ウィルキンソンが
宝塚にて炭酸鉱泉発見。
1890年には鉱泉の瓶詰を生産開始、
「仁王印ウォーター」として発売。
1904年「ウヰルキンソン タンサン」誕生。
その後、100年以上愛され続ける炭酸水。