オートレース 発祥の地
おーとれーすはっしょうのち
京成線 船橋競馬場駅から南に600m、京葉線 南船橋駅から北に900m、船橋競馬場敷地に小振りな碑がある。
日本に於けるオートレースは、昭和25年(1950) に「小型自動車競走法」が施行されその年に船橋競馬場で第1回オートレースが開催されたのが最初である。
日本の公営競技は、競馬、競輪、競艇に次ぐ新たな財源確保の手段として、モータースポーツの一種であるオートレースに注目した。そして、10月29日、船橋競馬場の敷地を利用して日本初のオートレースが開催された。初日は雨天にもかかわらず、多くの観客が詰めかけ、その人気は一気に高まった。
この成功を皮切りに、日本各地にオートレース場が建設された。船橋オートレース場は、その後も長らく日本のオートレースの中心地として機能し、多くの名選手や歴史的なレースを生み出してきた。しかし、施設の老朽化や観客数の減少などを理由に、平成28年(2016) に66年の歴史に幕を閉じた。
かつてあった船橋オートの建屋外壁に「オートレース発祥の地」と記されていたが、実際にはこの競馬場が発祥地だ。オートにあった表示は、船橋は発祥であるという意味だったと解釈すれば、納得できなくはない。
写真
碑文
オートレース
発祥の地
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