梅花流 発祥之地
ばいかりゅうはっしょうのち
東海道本線 静岡駅から北西に8km、国道362号 藁科街道を
“
御詠歌は仏教の教えを五・七・五・七・七の和歌の形で旋律(曲)に乗せて唱えるもの。“仏教の賛美歌”と称され,平安時代から伝わる宗教的芸能とされる。仏教の宗派によって様々な流派があり,曹洞宗では梅花流が中心となっており,“詠讃歌”とも呼ばれている。
梅花流詠讃歌は昭和27年(1952) に,道元禅師の没後700周年の折に誕生した。全国の信者にわかりやすく宗門の教えを伝えるために 曹洞宗にも詠讃歌を取り入れたいと立ち上がったのが,洞慶院の住職を務め,後に永平寺の貫主にもなった丹羽廉芳禅師。彼はいろいろな流派の御詠歌を検討し,密厳流(真言宗智山派)をモデルにして,特に柔らかい旋律を特徴とする梅花流を考案。全国に普及させた。
このことから,洞慶院は梅花流発祥の地とされている。
写真
碑文
梅花流発祥之地
梅花流詠梅花流詠讃歌
發祥之地梅花流三十周年記念
洞慶院 龍津寺 講員一同
昭和五十年四月建之