母間 郵便局 発祥之地
ぼまゆうびんきょくはっしょうのち
奄美諸島 徳之島の北東部の母間新港から南西に100mほど、県道80号沿いに碑が建つ。
写真
碑文
母間郵便局発祥之地
南凕
碑文
大集落、母間には、大正の末期まで郵便局がなく大変不便を痛感 大教育者、泰山栄氏が中心となり、区民有志と相諮り住民の利便と母間地区の発展を考え地域の中央に当るこの土地を求め、地元住民は勿論、島外在住の母間出身者の物心両面に亘るご協力により局舎を建設、時の熊本郵便局長に母間郵便局開設を請願、大正十三年(一九二四)十月二十一日付認可、泰山栄氏が初代局長として発足、以来六十有余年、局員のご協力と地域住民のご協力に依り優秀な成績を収め、郵政大臣賞及び数十回に亘る表彰を受賞されたことは母間住民にとっても誠に栄誉なことである。
時は流れて昭和六十一年(一九八六)八月、局舎の老朽化とシロアリ被害のため当局より地主に改築の指示があり有難く承諾、地域住民と共に総力を挙げて、この位置に改築を要望したるも特定郵便局 局舎制度に依り平成二年五月扇間の地に、局舎移転を止むなきに至る。
故に我々は、初代局長故泰山栄氏をはじめ先人達のご功績を讃え末永く後進の奮起と反省の資とするがため、母間郵便局発祥之地にこの記念碑を建立する。平成六年三月吉日
母間郵便局発祥之地記念碑建立委員会
委員長 中原良茂
外一同