名古屋 逓信 発祥之地

なごやていしんはっしょうのち

 
撮影:
2006年12月(写真 T.K.さん)
2014年9月(情報 Naruさん)
2018年6月(写真 まさ・なち さん)

名古屋市営地下鉄の 栄駅と伏見駅の中間, 両駅までおよそ500m。広小路通りに面して 名古屋日興ビルがあり, その北西角に 土台に貼りつくような形で 「名古屋逓信発祥之地」と書かれた碑がある。

かつて ここは郵便電信局があった。碑には 説明も何もなく,調べても資料は見当たらず, 独りよがりの 何ともつまらない 発祥碑であると思っていたが、出っ張った石碑の横の赤御影に碑文が刻まれていた。

ところが平成29年(2017) 頃、赤御影の上には何らかの理由で金属板のカバーが取付けられ、碑文は無いものとされてしまった。それが建物所有者の意図なのか店子である証券会社によるものなのかは不詳。

写真

  • 名古屋逓信発祥之地 (2018)
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碑文

名古屋逓信発祥之地

文明開化の進行を象徴して、明治二十一年この地に名古屋郵便電信局が建てられた
揺籃期の郵便役所から面目を改め、ここて東海地方の郵便電信電話電気などの逓信業務をまとめて管掌した
建物は明治調の洋風で、正面の大時計は廣小路通の名物として永く市民から親しまれたが、昭和二十年一月の空襲で焼けた
明治百年に当り逓信人二千余名相謀りて、この史跡を永く記念するために、富安風生氏の題字を得て本碑を建てた

昭和四十四年四月二十日 建設者総代 本多静雄 識

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