郵便 発祥の地

ゆうびんはっしょうのち

南西側通用口には、前島まえじまひそかの銅像が立っていて、台座に「郵便発祥の地」と書かれている。郵便創業90周年を記念して、1962年に建てられた。

明治初期に、それまでの飛脚制度に代わって、近代的郵便制度が発足したが、この場所は最初に「駅逓司えきていし」および「東京郵便役所」という役所が置かれた所である。「駅逓司」は、最近の省庁名で言えば「郵政省」に相当する役所で、通信・郵便事務を統括する中央機関。「郵便役所」は今の郵便局に相当するのだろう、東京・大阪・京都に設けられた。

前島密は、日本の近代郵便制度の創設者。明治3年(1870)、郵便制度調査のため渡英し、「駅逓頭えきていのかみ」(≒郵政大臣)に任命され、郵便制度の創設に力を尽くしたほか、鉄道・海運・電信電話・教育など幅広い分野で活躍した。

なお、2003年日本郵政公社発足時に、北側利用者入口に「郵便発祥の地」プレートが埋め込まれた

写真

  • 郵便発祥の地 前島密像
  • 郵便発祥の地 前島密像
  • 郵便発祥の地 日本橋郵便局

碑文

郵便発祥の地

地図

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