きの子汁 つけうどん 発祥の店
きのこじるつけうどんはっしょうのみせ
高崎線 北本駅から北に4km、国道17号沿いにあるうどん店 元祖田舎っぺ 北本店(北本市深井7-159-2)の店先の看板に記載がある。同様の記載は北上尾店や熊谷八木橋店(閉店)等でも見られた。
当店は昭和48年(1973) に当地で創業したうどん店で、後にチェーン化し、店舗を増減させながら現在にいたる。発祥地はこの北本店であるので、地図表示も当店となっている。
この店の歴史は、きのことうどんを組み合わせるという独自のアイデアから始まった。当時、うどんといえばシンプルな醤油ベースのつゆで食べることが一般的であったが、店主は地域で採れる多様なきのこに着目し、その旨味を活かしたつけ汁を考案した。
試行錯誤の末、風味豊かなきのこと、コシの強いうどんが互いを引き立て合う「きの子汁つけうどん」が完成した。この斬新なメニューは、地元住民の間でたちまち評判となり、やがて地域の名物として広く知られるようになった。
元祖田舎っぺ北本店がこのメニューの発祥地として確立されたのは、その独自性と完成度の高さによる。この店は、単にうどんを提供するだけでなく、地域の食文化を創造し、その価値を高めた功績を持つ。
その功績は、このメニューを模倣する店舗が増えることでも証明されている。
なお、熊谷周辺店舗は別のホームページがあり、店頭には「発祥の店」の掲載も無く、ロゴタイプはもこもこした輪郭をしている。また、北本のホームページ上での「熊谷北店」が、熊谷のホームページでは「本店」となっており、仲がいいのか悪いのかわかりにくい(笑)。
写真
碑文
名物 きの子汁 つけうどん 発祥の店
元祖 田舎っぺ
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