日本一 大油田 発祥の地
にっぽんいちだいゆでんはっしょうのち
奥羽本線 土崎駅から東に4km、秋田道 E7 秋田北I.C.から南西に3.5km、秋田市公設地方卸売市場(秋田市外旭川待合28)西側の入口前に立派な石碑が建つ。
日本で石油採掘が本格的に始まったのは明治時代だが、その中心地となったのが秋田県だ。秋田県は古くから石油の産出地として知られており、明治末期から大正時代にかけては国内産油量の9割以上を占めていた。その中でも、日本一の油田発祥の地は、秋田市八橋地域である。
八橋油田は、大正時代に国内最大規模の油田として知られ、日本の石油産業史において極めて重要な位置を占める。大正3年(1914) 、八橋村(現 秋田市八橋)で帝国石油の前身企業による試掘が行われ、良質な原油の噴出に成功した。これを契機に本格的な開発が始まり、周辺一帯は急速に油田地帯として発展した。
八橋油田は昭和初期から戦後にかけて国内最大規模を誇り、昭和18年(1943) には日本の石油生産量の約6割を占めるまでになった。そのため「日本一大油田」と称され、地域の経済や生活に多大な影響を与えただけでなく、国家的にも戦略資源の供給地として重要視された。最盛期には八橋周辺に林立する櫓が象徴的な風景をつくり出し、秋田は「石油の町」となった。
最盛期の昭和34年(1959) から昭和35年(1960) 頃には年間約30万キロリットルの原油を産出し、国内生産量の約6割を占めたとされている。
現在、八橋油田の生産規模は最盛期に比べて大幅に縮小しているが、昭和39年(1964) に発見された秋田沖合の海底油田と合わせて、現在も少量ながら石油の採掘が続けられている。八橋油田は日本の近代産業を支えた歴史的な遺産であり、その歴史は秋田市土崎にある秋田鉱山博物館などで学ぶことができる。
ぶらり秋田出張散歩道
— サンドラ『わにな』🎲🍶🛀今夜も乾杯ですぅ〜✨🍻🎶 (@Pxd69JaHVZj5d3N) April 13, 2025
本日の目的地、日本一大油田発祥の地です。
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写真
碑文
日本一
大油田発祥の地秋田市帝石貸地同盟会連合会
外旭川貸地同盟会創立50周年記念
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