新田小学校 発祥の地

しんでんしょうがっこうはっしょうのち

隅田川と荒川が分れるのが“岩淵水門“。ここから 隅田川はしばらく蛇行しながら 荒川に沿って南東に向かう。荒川と隅田川に挟まれた、橋がなければ陸の孤島のようになった地域が二ヶ所にあるが, その一つがここ足立区新田。かつて この一帯は“野新田やしんでん”と呼ばれた。

地下鉄南北線 王子神谷駅から北東に約1km、環七通りで北区側から 新神谷橋を渡り, すぐに橋の左下に下りると “妙喜庵”という寺がある。墓石の列に沿った細い通路を入ったフェンスの角に黒御影石の碑が建っている。明治16年(1927) ここ妙喜庵に 鹿浜小学校の分校が開設された。 鹿浜とは荒川の対岸で同じ足立区の地名で, 当時はまだ 荒川はなく地続きだった。現在の荒川である荒川放水路が完成したのは 昭和5年(1930) のこと。

昭和23年(1948) に独立して「新田小学校」となった。

この発祥の地碑は 「新田小学校」の開校30周年を記念して昭和53年(1978) に建てられた。

写真

  • 新田小学校発祥の地
  • 新田小学校発祥の地 背面
  • 新田小学校発祥の地 背面
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碑文

妙喜庵

新田小学校発祥の地

足立区立新田小学校創立三十周年記念

明治十六年二月一日鹿添小学校の分校としてこの地に開設す
昭和五十三年十一月十一日
新田小学校創立三十周年祈念時魚推進委員会建立

ヤマト石材工業㈱謹製

地図

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