東京理科大学 発祥の地

とうきょうりかだいがくはっしょうのち

地下鉄 九段下駅から北に300m。目白通りの“飯田橋1丁目”交差点から“西神田”に通じる道路が, 首都高の下をくぐる手前の 北側歩道上に, 高さ2mほどの赤御影石の発祥碑が建っている。

飯田橋駅から九段下までの 目白通りには, 東京農業大学・東京女子医科大学・日本大学・国学院大学など たくさんの学校の発祥碑が建ち並んでいる。この東京理科大学発祥の地碑は, 目白通りから 200mほど 神田寄りに入った場所だが, やはり 明治の初めに創立した学校の一つであった。

明治14年(1881)に設立された「東京物理学講習所」が 東京理科大の前身である。 同年にこの地に設立された“稚松小学校”の校舎を 夜間だけ借りて講義が行われたという。 東京大学発足の4年後のことである。2年後には「東京物理学校」と改称。明治39年(1904)に 現在地の新宿区神楽坂に校舎を新築して 移転。 昭和24年(1949), 新制大学「東京理科大学」となった。

余談だが, この碑が完成したのは 2月末のことだったそうで, 筆者がこの碑をみたのは 3月初めだった。 しかし 除幕式が行われたのは 平成20年(2008)3月15日のことだったそうで, 除幕式より半月以上前に公開されていた というのは いささが“解せない”という印象を受けた。

写真

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碑文

東京理科大学 発祥の地

 明治十四年(1881)東京理科大学の前身である
東京物理学講習所(同十六年東京物理学校と改称)は
この地, 麹町区飯田町四丁目一番地で創立しました
 現在は新宿区神楽坂一丁目三番地にあります

平成二十年三月建設

地図

地図

千代田区飯田橋2丁目 付近 [ストリートビュー]