有線放送電話 発祥之地(移設)
ゆうせんほうそうでんわはっしょうのち
久留里線 久留里駅の駅前に“上総公民館”がある。公民館の南側の庭に 黒御影石の発祥碑が建っている。また 公民館の南斜面下には「遺産名 有線放送電話発祥之地記念碑」と書かれた 案内碑がある。
駅前・公民館再整備の影響で、2007年(平成19年)頃に、広岡の松丘診療所前に移設されたと市役所の方に教えていただいた。松丘村消防団が伝達のために使い始めたということで、久留里駅前よりも広岡の方がよりゆかりのある地であるとのこと。
写真
碑文
有線放送電話
発祥之地千葉県知事
友納武人 書昭和二十四年当時,旧君津郡松丘村消防団長四宮喜八郎氏は 同村ラジオ共同聴取有線放送設備を広報の伝達,消防 その他非常の際の連絡に利用することを思いつき, 同村の通信技師沖津一氏にこの有線放送設備の改良を依頼した。 その結果昭和二十六年通話兼用の有線放送電話設備が同村一円に設置されるに至り, その後この有線放送電話の利便は広く認められ, 全国農山漁村の通信連絡用施設として,貴重な役割をになうようになった。
現在この装置は,本県をはじめ全国各地に設置され,その施設は二千を数え, 約三百万世帯の利用に供されている。
こゝに有線放送電話法施行十五周年に当り,有線放送電話発祥のこの地に記念碑を建て, この由来を永く構成に伝えんとするものである。昭和四十八年五月吉日
社団法人 日本有線放送電話協会
千葉県有線放送連絡協議会
君津市