絵手紙 発祥の地 狛江
えてがみはっしょうのち
小田急線 狛江駅から北に1km。和泉狛江消防署前 交差点の200mほど西に狛江郵便局があり、局舎の前に懐かしい鉄製の円筒型ポストが置かれている。ポストには「絵手紙発祥の地狛江」という表示があり、横に金属の説明板も建てられている。
昭和56年(1981) に「ふみの日記念イベント」として、市内に住む絵手紙創始者 小池邦夫氏を講師に招いて、狛江郵便局内で日本初の絵手紙教室が開かれた。その後「温かい心」を伝えることのできる絵手紙は愛好者が増え、現在ではひとつの文化として定着した。その後、絵手紙は日本全国に広がり、現在のように多くの方が活動するようになった。
この「絵手紙メモリアルポスト」は、絵手紙発祥の地・狛江をPRしようと狛江郵便局が発祥の地のシンボルとして設置したもの。
丸形の旧式ポストは、今では現役として使用されているものは数少なくなり、東京23区内では江戸東京博物館・フーテンの「寅さん」の柴又駅・池袋のデパート内簡易郵便局の3カ所で使用されているだけと言われ、新規にそれも郵便局に置かれたのはきわめて珍しいという。
狛江郵便局前にはもう一つ普通の角型のポストも設置されていて、2つのポストが並んで使用されている。
駅前の地下駐車場排気筒壁面に壁画がある
狛江市では、絵手紙を市の文化施策の柱の一つと位置づけ、平成19年(2007) より「絵手紙発祥の地-狛江」として様々な事業を開始し、狛江駅前を中心として絵手紙創始者・小池邦夫氏の作品展示を行っている。
- 市役所や狛江駅前のビル壁面に「絵手紙発祥の地-狛江」の懸垂幕
- 狛江駅前駐車場付近に「絵手紙発祥の地-狛江」の横断幕
- 狛江駅前の排気塔壁面等3ヶ所に「絵手紙発祥の地-狛江」の絵手紙
- コミュニティバス“こまバス”車体に「絵手紙発祥の地-狛江」の幕
- 市内各所で絵手紙ギャラリーを開き、絵手紙を展示
写真
碑文
絵手紙発祥の地
狛江
絵手紙メモリアルポスト
このポストは 昭和56年7月23日 狛江市在住の小池邦夫氏が, 我が国最初の絵手紙教室を 狛江郵便局で開催したことを記念して設置したものです。
手紙や葉書を差し出すこともできますので、どうぞご利用ください。
平成17年7月23日設置狛江郵便局