福沢小学校 開校之場

ふくざわしょうがっこうかいこうのば

伊豆箱根鉄道 大雄山だいゆうざん線 大雄山駅の北に約1km、小田急線 開成駅からは西に3.5kmあまり、善福寺(南足柄市怒田153)境内の鐘楼前に石碑がある。平成24年(2012) 建立。

福沢小学校は、当寺本堂を校舎として明治34年(1901) 開校。関東大震災での損壊等を経て現在は南足柄市千津島632にある。

写真

  • 福沢小学校開校之場
  • 福沢小学校開校之場
  • 福沢小学校開校之場 背面
  • 善福寺 本堂

碑文

福沢小学校開校之場

明治三十四年十月十九日 開校

明治二十二年の町村合併の折、怒田・小市・斑目・千津島・壗下・竹松の各村が集まり、この地に深いつながりのあった福沢諭吉翁の承諾をいただき福沢の名を冠する福沢村が誕生しました。その後、福沢村は南足柄市となり今 福沢 の名は地区や福沢小学校の名称として継承されています。
福沢小学校は、明治三十四年、この善福寺の地に開校しました。
開校前、福沢村の児童は開成小学校へ、一部怒田の児童は南足柄小学校へそれぞれ通学していました。しかし、地元から小学校独立経営の機運が高まり、その年の七月に県に申請、八月に認可され十月十九日、ここ善福寺本堂を仮校舎に中て盛大に開校式を挙行ついに福沢小学校が誕生しました。開校当時の校長は佐藤常吉 当時の教員として木内玄考、市川清三、高橋信太郎の名が学校沿革史に挙げられています。また地域の有識者たちも開校の時の教師陣に加わり、その教育をささえました。当時の児童数は、二百七十六名であったと記録されています。

平成二十四年、福沢小学校は、近隣の宅地造成をうけて児童数が増加し現在四百十四名を数えます。学校教育目標として 自ら学び、ともに考え、行動する子ども を掲げ、古き伝統を受け継ぎながら、地域と協働してよりよい学校づくりを目指しています。

  • 願主 善福寺 住職 伊東昌彦
  • 責任役員 加藤正則
  • 総代 田中邦臣
  • 総代 加藤欣三
  • 総代 露木俊雄
  • 総代 加藤髙利
  • 総代 露木伸明
  • 撰文 福沢小学校 校長 米山和男

平成二十四年十月十九日 建立

地図

地図

南足柄市怒田 付近