岳南士風 発祥の地

がくなんしふうはっしょうのち

静岡鉄道 新静岡駅の北、駿府城跡(静岡市葵区駿府城公園1-1)の東御門から入り北側の芝生の植込みに、歩兵第三十四連隊碑があり、岳南士風発祥の地であると謳われている。

明治30年(1897)に設置の歩兵第34連隊は、ここ駿府城に置かれた。日露戦争から太平洋戦争まで活躍したが、その影では数多くの戦士が犬死にしていった。

写真

  • 第34連隊址碑
  • 岳南士風発祥の地
  • 第34連隊址碑

碑文

歩兵第三十四聯隊址

建碑のことば

この城域は 明治三十年 歩兵第三十四聯隊を置かれて以来 岳南士風発祥の地となり 国難に際しては軍旗の下 幾万将兵を遠く国防の第一線に送って来た
この間 軍神橋中佐を始め 幾多将士の健斗により 感状授与されること三十余回 武勳は燦然として青史に輝いている
さりながら特設された多数部隊をも含めて 大陸の昿野に 絶海の孤島に 玉砕散華した勇士はその数を知らず 忠霊の汗と魂とは 城内一握の土 一塊の石にも 今なお深く浸み透っている
これら先烈の偉勲を顕彰し その精神を後世に遺さんがため 我ら同志八千有余名 相図って 茲にこの碑を建立した所以である

昭和四十二年十一月三日

静岡関係者有志建之

つはものかとどめしいさを橘の
かをりとともに永久に匂はむ

地図

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葵区駿府城公園 付近 [ストリートビュー]