東豊田小学校 発祥の地
ひがしとよだしょうがっこうはっしょうのち
東海道線 東静岡駅の南東2.5km。静岡競輪場の東の方。大谷街道に面して 曹洞宗 龍雲寺(静岡市駿河区小鹿866)がある。寺の山門右の裏側に「東豊田小学校発祥の地」と刻まれた黒い石碑が建っている。 東豊田小学校は,明治5年に学制が発令されて間もなく設置された小学校。
写真
碑文
東豊田小学校発祥の地
明治維新により我が国は,近代国家を目指し,その基盤たる教育を奨励した。明治五年に学制が頒布されるや当小鹿では,明治七年二月八日この龍雲寺の堂宇を借りて学校とし小鹿村庠と名づけた。
明治十二年に茅葺の屋根を瓦葺に替え,小鹿・池田・聖一色の学童たちの通学する処となった。明治二十三年に至り校名を東豊田尋常小学校と改め,二年後小鹿北原の地に建てた新校舎に移るまで,大凡十九年間にわたり,ここ龍雲寺は児童の教育の場であった。現在の東豊田小学校の渕源の地である謂れを記して,祖先を偲ぶよすがともするものであある。平成元年九月吉日
撰文者 田宮久美
寄贈者 田宮安吉
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