出光商会 創業の地
いでみつしょうかいそうぎょうのち
鹿児島本線 門司港駅から北東へ約650m。国道3号線 鎮西橋交差点近くの小松医院の前に、ステンレス製の案内板が立つ。
当時のエネルギーの主流だった石炭よりも石油の優位性について感じ取っていた福岡県出身の
その後 昭和15年(1940) に出光興産㈱を設立、戦後は非上場の大企業として名を馳せるも平成18年(2006) に東証一部上場。平成31年(2019) に昭和シェルと経営統合予定。
平成30年(2018) に設立された出光商会は創業者親族によるものだが関連は無い。
北西300mくらいの場所に
写真
碑文
出光商会創業の地
明治22年(1889)、門司港は国の特別輸出港に指定され、塩田が広がる寒村から国債貿易港へと歩み始めました。大手商社、船会社、金融機関等の進出も相次ぎ、明治29年頃には石炭輸出で全国第一を占めるようになり、明治32年(1899)に北九州で初めて町から市になっています。
明治44年(1911)6月20日、出光興産の前身である出光商会は、この地で石油販売業の第一歩を踏み出しました。
創業者の出光佐三氏(明治18年生・1885〜1981)は、門司商工会議所会頭(昭和7〜15年)として門司市の発展に尽力し、「門司みなと祭」も氏の音頭で昭和9年(1934)に始まりました。昭和33年(1958)には初の門司名誉市民に選ばれています。