けんちんそば 発祥の処
けんちんそばはっしょうのところ
水郡線 袋田駅から東北東に2km。袋田温泉から袋田の滝に向かう途中,土産店などが集まる一角に“昔屋”という格式ありそうな建物がある。入口に「けんちんそば発祥の処 昔屋」という看板が出ている。
「けんちんそば」とは,一口で言えば“けんちん汁”にそばを入れたもの。茨城県の郷土食と言われるほどごく一般的に食されているという。大根・にんじん・ごぼう・里芋・こんにゃく・とうふなどを油で炒め,ダシを加えて煮込み,最後に醤油で味を調えた 具だくさんの“すまし汁”を用意し。これをそばに掛ける。好みによって 味噌仕立てにするなどのバリエーションもあり,“つけけんちんそば”にする場合もあるらしい。
昔屋は,築200年の民家を移築したという3建ての立派な建物で,店の前には水車が廻り,店内は黒々とした太い梁が天井を貫いている。けんちんそばを最も古く(50年ほど前)からメニュー化したのが ここ昔屋ということで「発祥の処」と呼ばれている。
写真
碑文
けんちんそば
発祥の処昔屋