真妻わさび発祥の地①

まづまわさびはっしょうのち

紀勢本線 稲原駅から国道425号でで龍神方面に約16km、国道を逸れて川又の安養寺方面に下る旧道分岐に表示があった。

一般的に山葵わさびといえば、山葵であり種類について考えを巡らせることはないのだが、実際には大きく分けて紫茎の真妻と、緑茎の実生みしょう系統がある。国産最高級品とされる真妻種の発祥地が、当地 印南町真妻地区だということだ。

真妻種は、栽培に2~3年を要し、病気に弱く殖やしにくいのだが、辛みの中に独特な甘みを含み風味が良いとして人気が高い。だが栽培者が減少しているのでもともと高価な真妻わさびは値が上がっていくばかりである。

なお、対する実生種は1~1.5年程度で出荷でき、殖やしやすいがやや水っぽく、甘みも少なく比較的安価で取引されている。

平成30年(2018) 頃に酷道を拡幅した際の道路用地となってしまったようで、表示は撤去されている。それにかわる表示は無いようだ。

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碑文

真妻わさび発祥の地
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印南町川又 付近 [ストリートビュー]