ラジオ関東 開局の地
らじおかんとうかいきょくのち
京浜急行 日ノ出町駅から西に300m。野毛山公園の東側、結婚式場(セントジェームスクラブ迎賓館)との間に、ラジオ放送アンテナの鉄塔が建っている。鉄塔の載った小型の建物の壁面に「ラジオ関東開局の地」のプレートが貼り付けられている。
ラジオ関東は、昭和33年(1958) に設立された中波のラジオ放送局で、現在は社名が「アールエフ・ラジオ日本」に変わっている。神奈川県を主な受信エアリアとしているが、東京や関東南部で広く聴取可能である。
開局当時は本社をこの地にしていたが、実際の番組制作や本社としての機能はすべて東京支社で行っていた。したがってこの地は「開局の地」といっても形式的なものにすぎない。現在も本社は横浜の長者町にあるが、業務の大部分は東京で行っているという。
ラジオ日本のメインの送信アンテナは50kW、神奈川県と東京都の境界(川崎市幸区小向仲野町の多摩川沿い)にあって、この地の施設は非常用1kWの予備送信所となっており、普段は電波を出していない。他に酒匂川左岸に小田原放送局がある。JORL、1485kHz、100W。
【リンク】ラジオ日本
写真
碑文
JORF
昭和33年12月24日
ラジオ関東開局の地
平成11年3月31日建替竣工