最低賃金全国第1号記念碑

さいていちんぎんぜんこくだいいちごう

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清水マリンターミナルから南西に650m、静岡鉄道 新清水駅から南に1.4km、フェルケール博物館(静岡市清水区港町2丁目8-11)建物の壁沿いに女性のレリーフが埋め込まれた石積がある。レリーフ下には労働大臣名で「第一号」と刻まれた石版も埋め込まれている。

写真


碑文

最低賃金全国第1号記念碑

静岡県内の缶詰業者は昭和31年(1956)4月に全国で初めて、初任給に最低賃金を設定する協定を業者間で結び、同時に年齢別・経験年齢別の標準賃金を制定しました。これは昭和34年7月、国による最低賃金法の施行に先んじるものでした。この石碑は、初め静岡缶詰協会前に建立されていたものを同協会の事務所移転に伴い、フェルケール博物館に寄付されました。
石碑の表には池上舜による「働く女子労働者の面影」のレリーフが飾られ、背面には石碑建立の趣旨が刻まれています。それによれば、労働条件の改善が企業の発展をもたらすことを確信して協定締結を行ったことや、 この最低賃金制度を実施したことが日本の同制度の普及に貢献していること、昭和35年に労働大臣から社団法人静岡缶詰協会に感謝状を授与されたことなどが刻まれています。

社団法人 静岡缶詰協会寄贈

最低賃金全国第一号記念

労働大臣 石田博英

地図

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フェルケール博物館 付近