社会を明るくする運動 発祥の地・銀座
しゃかいをあかるくするうんどうはっしょうのちぎんざ
銀座の“数寄屋橋公園”は数寄屋橋交差点に面する小公園。日比谷通りの西側の首都高に沿った部分が中心だが、日比谷通り東側の宝くじチャンスセンターの前あたりも数寄屋橋公園の一部となっている。その東側のエリア、数寄屋橋交番の裏側の植込みの中にこの石碑が建っている。
「社会を明るくする運動」とは、『すべての国民が犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪のない明るい社会を築こうとする全国的な運動』という(法務省保護局のホームページより)。えらくガッチリした全国組織があるようだが、それにしては、回覧板で時々ちらしが挟まっているのを目にする程度で一般にはほとんど知られていない運動でもある。
この運動は、昭和24年(1949) に戦災孤児などの将来を危惧して、銀座の商店街有志が行った「犯罪者予防更生法実施記念フェアー(銀座フェアー)」から始まったものだそうで、このために銀座がこの運動の発祥の地とされているという。発祥碑は東京・中央区の保護司会創立50周年および更生保護女性会創立30周年を記念して平成16年(2004) 1月に建てられた。
追記 2016.11
たまたま通りかかったところ、交番裏ではなく、東京高速道沿いに北東側バス停前の花壇に移設されていました。付近にあったと思われるいろいろな碑と場所が統合されたようです。
【リンク】社会を明るくする運動「おかえり。」
写真
碑文
社会を明るくする運動
発祥の地・銀座
法務省主唱
『社会を明るくする運動』発祥の地・銀座
「社会を明るくする運動」は戦後の社会的混乱の時代、犯罪や非行のない明るいまちをめざし、銀座の商店街が「銀座フェアー」として始めたのがきっかけになりました。
昭和26年には法務府(現法務省)により、この運動が主唱され、今ではわが国でも屈指の規模を誇る国民的運動として定着してきました。
この度、中央区の保護司会と厚生保護女性会が創立50周年・30周年を記念して、この運動の意義と理念を新しい世代に伝え、平和で明るい社会の実現を祈念して、「社会を明るくする運動」発祥の地銀座に記念碑を建てました。
平成16年1月
中央区保護司会
中央区更生保護女性会