養命酒 発祥の地
ようめいしゅはっしょうのち
ある大雪の晩、塩沢宋閑翁が雪中に倒れていた旅老人を救い、3年間塩沢家で過ごさせたそうです。3年間! その返礼として霊酒の製法を授けられ、薬草を探し回り醸造をしたのがはじまり。
慶長7年(1602) に養命酒の名で製造が開始された。翌年には徳川家康に献上され飛龍の印を使うことが許され、商標の始まりとも言われる。
小ぎれいな建屋が複数建ち並んでいたようだが、平成26年(2014) までには倉庫1つを除き撤去され空地となっている。撤去された建物は、駒ヶ根工場(駒ヶ根市赤穂16410)に移築されたと聞く。
空地のいちばん向こう側、敷地北端に石碑が横たわるのが公道からもよく見える。養命酒製造社は商品以外の質問を受け付けない姿勢のようなので、発祥地を紹介する中川村振興課商工観光係に問い合わせてみたところ、「写真は公的機関以外には提供しない」という意向であることを確認してくださった。
写真
碑文
養命酒発祥の地
養命酒の創始者
塩澤宗閑翁は
世の人々の
健康長壽を願い
手飼いの牛に跨って
深山幽谷を跋渉し
薬草を採取して
養命酒を造った
と言い傳わる養命酒製造株式会社