デコポン 発祥の地 不知火町
でこぽんはっしょうのちしらぬひまち
鹿児島本線 松橋駅から, 宇土半島の南岸を西に5kmほど進むと, 道の駅
デコポンは ポンカンと清見オレンジを掛け合わせた品種。デコポンという名前は, 頭(デコ)に ふくらみ(ポン)があるから という説, てっぺんに 高い盛り上がり(デコ)があり「デコのある清見ポンカン」だから という説, などがあるらしい。
デコポンの特徴は,
- 果実は200g以上と大きい
- 皮は 普通のミカンに比べると やや厚い
- 皮は手で簡単にむける
- 中の袋は薄く 袋ごと食べられる
- 1つぶが大きく 食べ応えがある
- 味は 甘く ジューシーで上品。香りもよい。
- ビタミンCが豊富
- 値段は高め
【リンク】道の駅不知火
宇城市は、平成17年(2005)に不知火町と三角町・松橋町・小川町・豊野町が合併して新設された。
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碑文
デコポン 発祥の地 不知火町
碑文
デコポンは, 昭和47年に農林水産省果樹試験場口之津支場において, 清見とポンカンを交配し育成された柑橘で, 昭和60年に当地に導入, 当時の不知火町農協の果樹試験園で試作を行うとともに, 熊本県果樹試験場において調査した結果, 糖度が高く食味, 香りも良く, また果皮が剥きやすくて食べやすいなど簡便性にも優れた, きわめて優良な品種であることが実証された。
そこで, 平成2年熊本県においては, 品種名を「不知火」, 商品名を「デコポン」と正式に命名し, 不知火町農協の協力を得て, 熊本県・不知火町・県果実連・県果樹研究会・県下農協等が一体となって 生産量の増大を図ってきた。
平成2年から本格的な販売がはじまり 熊本県果実連による一元販売がなされ, 今や中晩柑類の中では, これに勝るものなしの果物として評価され, 市場および消費地での人気が高く, 今日の中晩柑の救世主として 確固たる地位をなし, 名実共に日本一の座を維持している。
このようなことをふまえ, 熊本宇城農業協同組合では, 「デコポン発祥の地」として不知火町に名を残し, 新たなる産地の飛躍を目指すシンボルとして ここに記念碑を建立する。平成13年 6月吉日