清水焼 発祥之地

きよみずやきはっしょうのち

東山五条の交差点から西に「若宮八幡宮」という神社があり, 神社の入口に石碑が建っている。この石標は五条坂が清水きよみず焼の発祥地であることを示している。

「清水焼」は 京都東山ひがしやま清水 五条坂で焼かれる陶磁器の総称で京焼の一つだが, 明治期に栗田焼が衰退したため, 事実上 清水焼が京焼全体を表すものとなっている。

粟田焼が高級陶器を中心に発展したのに対し,清水焼は食器や花器など日常雑器を中心に発展し、19世紀に入ってから磁器生産が始まり高級化していった。明治以降はヨーロッパの技術なども取り入れられさらに発達してきた。

現在、日本の陶磁器は機械設備による量産方式をとる産地が多いのに対し,清水焼はほとんどが手づくりによるもので, 多品種少量生産が特徴となっている。

写真

  • 清水焼発祥之地
  • 清水焼発祥之地
  • 若宮八幡
  • 清水焼発祥之地 背面
  • 清水焼発祥之地 背面 (2017)
  • 若宮八幡 (2017)
  • 若宮八幡 (2017)
  • 清水焼発祥之地 (2017)

碑文

清水焼発祥之地

五条坂

七代 清水六兵衛書

陶栄会創立三十周年を記念し
会員二十八名並びに関係者有志一同
ここに感謝の碑を建立す

昭和六十年春  五条坂陶栄会

地図

地図

東山区五条橋東5丁目 付近 [ストリートビュー]