国産リボン 発祥の地
こくさんりぼんはっしょうのち
平成の今となっては、
プレートは「のこ屋根会」が制作、マンション所有社に寄贈して設置した。
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碑文
国産リボン発祥の地(千代田リボン製織所跡)
1894年(明治27)、藍染川(谷田川)のほとり、下谷区谷中初音町4丁目38番地(現・谷中3-7)に、岩橋リボン製織所(創業者岩橋謹次郎)が設立、日本で初めて西洋式リボンが生産されました。やがて当初から技術を支えた渡辺四郎に、さらに鈴木哲に引き継がれ、千代田リボン製織所として昭和40年代まで操業、その後は印刷所として使われました。近代日本のものづくりの原点であり、地域に愛されたのこぎり屋根工場は、2013年9月に解体されましたが、建築部材の一部と、工場跡から発見されたリボンの見本帳を含む貴重な文献資料は、明治の産業を知る宝として残されています。
2018年1月吉日
谷中のこ屋根会