日本 最初 庚申尊
にっぽんさいしょこうしんそん
東大路通から 石畳の“八坂通”を150mほど東に入ったところ。「八坂の塔」の向い側に, 大黒山金剛寺, 通称「八坂庚申堂」がある。
金剛寺の赤い山門前に「日本最初 庚申尊」と刻まれた 石碑が建っている。
「
それを防ぐために, 庚申の夜は村中の人達が集まって健康長寿を神に祈り, 寝ずに酒盛りなどをして夜を明かす「庚申待ち」(庚申信仰)という風習が行われた。
また 庚申の日は 60日ごとに巡ってくるため, 庚申講を3年(18回)続けると 記念に“庚申塔”を 建立する習わしもあった。
また, ここ庚申堂の本尊でもある“青面金剛”は この三尸の虫を食べると考えられているため, 「庚申待ち」には これを拝む風習が広まり, 青面金剛は“庚申さん”と呼ばれ, 青面金剛像を石碑に刻んだ庚申塔も数多い。
ここ八坂の庚申堂は
金剛寺の庚申堂は 平安時代に建立されたと言われ, 大阪・四天王寺の庚申堂, 東京入谷の庚申堂(現存しない)と並んで “日本三庚申”の一つとされる。
写真
碑文
日本 最初
庚申尊