宇迦大神 発祥の地

うかのみたまはっしょうのち

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水郡線 磐城棚倉駅から北に3.2km、磐城浅川駅から南西に4.2km、大清水池の西側に、案内看板が添えられた石標がある。

宇迦大神発祥の地は、棚倉町棚倉馬場に鎮座する「宇迦うが神社」の旧跡であり、この地域における稲荷信仰の原点となる場所である。歴史的には、現在の宇迦神社が遷座する前に神が祀られていた創祀の地にあたる。

伝承によると、その起源は神亀元年(724) に遡る。当時、この地の農民が神の啓示を受け、飯野村(現在の福井地区)に倉稲魂命うかのみたまのみこと(宇迦大神)を祀ったことが始まりとされる。福井地区にやって来た神が社川やしろがわの水を飲み、旅の疲れからうたた寝をしたという伝承も残されており、愛宕平の一角は「宇迦大明神跡」として語り継がれている。

創祀以降、御神徳によって地域には住民が増え、土地の開拓が進んで幸福と平和をもたらす神として篤く信仰された。戦乱が続いた足利時代の末期から織豊期にかけ、この地方を治めることになった領主の立花宗茂が赤館を根城とするに及び、神殿を現在の地、鹿の子山へと移して立派に建て替えた。さらに江戸時代に入ると、棚倉藩の歴代藩主から「御領内惣産土神(ごりょうないそううぶすながみ)宇迦大明神」と仰がれ、藩主が初めて着任した際には必ず参詣して祈願をこめるなど、藩を挙げて崇敬された。

このように、愛宕平の地は現在の宇迦神社が誇る約1300年の歴史の出発点である。

写真


碑文

宇迦大神発祥

地図

地図

東白川郡棚倉町福井愛宕平 付近 [ストリートビュー]