笑い講 発祥の社

わらいこうはっしょうのやしろ

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撮影:
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山陰本線 大道駅から北に2km、小俣八幡宮(防府市大字台道1143)境内に山頭火碑があり、台石には発祥地を示す石版が埋め込まれている。

笑い講は、その年の収穫に感謝し、翌年の五穀豊穣を祈願する神事である。鎌倉時代の建久8年(1197)に始まったと伝えられており、現在も小俣地区の「講員」と呼ばれる人々によって代々継承されている。毎年12月の第1日曜日に行われるのが通例である。

神事は、当頭とうどうと呼ばれるその年の講の世話役の自宅などで行われる。講員たちが集まり、神酒や膳を囲んだ後、神前に向かって大声で笑う儀礼が執り行われる。

笑い講における笑い方には厳密な作法が存在する。講員は二人一組となり、盃を交わした後に「ワッハッハ」と大声で3回笑う。この3回の笑いにはそれぞれ意味が込められている。

  • 1回目の笑い:収穫をもたらしてくれた大自然や神への感謝の笑い
  • 2回目の笑い:来年の五穀豊穣と豊作を祈願する笑い
  • 3回目の笑い:今年の苦労や悪霊を吹き飛ばす笑い

笑い声が小さい場合や、真面目に笑っていないと判断された場合は、当頭からやり直しを命じられる。

笑い講で使用される神体は、小俣八幡宮から貸与される一対の掛軸である。この神体は当頭の家で1年間大切に祀られ、神事が終わると次の年の当頭へと引き継がれる。

小俣八幡宮の笑い講は、笑いを通して神と人、人と人とを結びつける独特の農耕儀礼であり、平成13(2001) 年に防府市の無形民俗文化財に指定された。

写真


碑文

天下の
奇祭お笑講発祥之地

お笑講は、当小俣地区に伝承される奇祭で鎌倉時代の正治元年(一一九九年)に始まる。
当時この地方、二十一戸の農家が集まり旧歴十二月一日、当小俣八幡宮の摂社、大歳神を迎える収穫感謝と来年の豊作などを占う神事である。
現在は、十二月第一日曜日、頭屋の家で斉行されているが、昔からの遺風はそのままで「笑講宮座」その他、厳然と継承され「神人合一」の表微として大声で三声笑い合う。

笑いの第一声は、今年の五穀豊穣を喜んで、
笑いの第二声は、来年の豊作を祈念して、
笑いの第三声は、今年の苦労を忘却するために

感謝と願いを込めて大榊をもち二人の講員が対席して笑い競う神事は現代にも通ずる。まさに、天下の奇祭である。

昭和四十四年十二月二十三日
防府市無形民俗文化祭に指定される

防府市
防府市観光協会

※ 原文侭

地図

地図

防府市大字台道 付近