六月灯 発祥の地
ろっがどうはっしょうのち
九州新幹線・鹿児島本線 鹿児島中央駅から北に1.5km、新照院町公民館(鹿児島市新照院町29-11)脇に木標が建つ。
六月灯の起源は、かつてこの地にあった新照院観音堂(上山寺)に由来する。薩摩藩19代当主・島津光久が観音堂を再建・造立した際、旧暦6月18日に多数の灯籠を寄進して点灯させた。これにならい、檀家や一般の参詣者も灯籠を寄進して奉納するようになったことが、六月灯の始まりとされる。江戸時代の地誌『三国名勝図会』にも、新照院観音堂において光久が灯を点じ、多くの人々がこれに倣ったことが六月灯の発祥である旨が記録されている。
六月灯とは丁寧に言うと「ろくがつどう」だが、地元の方々には「ろっがどー」などと呼ばれている、旧薩摩藩領で毎年夏に行われる伝統的な夏祭り。特定の1日だけの祭りではなく、7月に入ると地域の神社や寺院がリレー形式にそれぞれ開催し、約1か月間にわたって各地で続けられる。現在では7月だが、旧暦6月に行われていたので、新暦になっても同じ季節に名前を変えずに受け継がれている。
六月灯の予定は鹿児島県神社庁が公表しているが神社だけである。神社以外の寺院でも六月灯の行事は行われているが、廃仏毀釈してしまって寺院が無いことになっているので敢えてそっとしているのだろう。
なお、新照院という名の寺院は江戸時代の薩摩藩政期には存在しており、地名の元となっている。しかし、明治維新後の廃仏毀釈運動により、他の多くの寺院と同様に廃寺となり、現在は存在しない。
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写真
碑文
六月灯発祥の地
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