まちづくり百年 発祥の地記念碑
まちづくりひゃくねんはっしょうのちきねんひ
青梅線 羽村駅の西, 直線距離で約1km。護国神社の向かい側に シルバー人材センターがあり, その入口脇にこの碑が建っている。
それにしても, 大変難しい名前の碑である。「まちづくり百年 発祥の地」とは どういう意味なのか, 碑文を読んでもよく理解できない。しばらく考えた結果, 「まちづくり百年」という言葉にあまり重要な意味はなくて, これは「羽村町発祥の地」の碑だろう という結論になった。
碑文の通りだとすれば、明治22年(1889) に羽村, 五ノ神村, 川崎村が合併して西多摩村が誕生し、当地に役場を設置。石碑設置が昭和61年(1986)。3年ほどフライングしているようにも見えるが、だいたいそんなところだ。
写真
碑文
まちづくり百年 発祥の地記念碑
羽村, 五ノ神村, 川崎村が合併して西多摩村が誕生したのが明治22年, 市町村制が発布された翌年である。
新たに, この地に西多摩村役場を設け行政を司る。
爾来, 今日まで一世紀の歳月がたつ。
往時の人々は進取の気性に富み, その努力の成果が現在の羽村町の隆盛の基礎となる。
昭和31年町制施行, 西多摩村を羽村町と改称する。
西多摩村誕生から百年になんなんとするこのとき, 羽村町は 町制施行三十周年を迎える。
これを記念し, ここに先人のまちづくりにかけた情熱と労苦を偲びつつ, 現代の我々が次代後世のために, 今後百年の大計をもったまちづくりを進めるシンボルとしてこれを建てる。昭和61年10月1日
羽村町長 井上篤太郎