国立 岡山病院 附属 模範 高等 看護 学院 発祥の地
はっしょうのちこくりつおかやまびょういんふぞくもはんこうとうかんごがくいん
山陽新幹線・山陽本線 岡山駅から北西に1.5km。岡山工業高校の北側。岡山医療センター伊福宿舎の敷地南端に石碑が建っている。
日本に於ける看護師養成は,博愛社病院(日本赤十字社病院の前身)によって始まり,看護婦という制度が開始された。太平洋戦争の拡大とともに戦時救護に派遣されるものが急増し,その補充が急務となったため,短期養成されるようになった。
終戦後,駐留軍総司令部(GHQ)は,日本の看護師の水準が非常に低いことを認識し,これを高めるためには看護教育や看護業務を向上させなくてはならないと考え,その基本として看護制度の必要性を強く認識し,そのための改革と指導に着手した。新しい制度として“保健婦助産婦看護婦法”を制定し,基本となる看護教育の改革については、具体的な教育の実態として,模範となるモデルスクールを東京に2ヵ所(後の日赤看護大学と聖路加看護大学)と岡山に1ヵ所を開設することになった。
岡山に設立されたモデルスクールは「国立岡山病院模範高等看護学院」として,昭和23年(1948) に開設され,現在は「独立行政法人国立病院機構岡山医療センター付属岡山看護学校」となっている。
この石碑は,学校創立30周年を記念して昭和50年(1975) に,病院の看護師宿舎の近くに建立された。
写真
碑文
発祥の地
国立岡山病院附属模範高等看護学院
沿革
- 昭和23年5月1日
- 国立岡山病院附属模範高等看護学院創立
- 昭和25年4月13日
- 国立岡山病院附属高等看護学院と改称
- 昭和36年5月15日
- 岡山市南方2丁目13番1号に移転
- 昭和50年4月2日
- 国立岡山病院附属看護学校と改称
- 昭和53年5月1日
- 創立30周年を記念し同窓生有志これを建つ
- 平成10年5月1日
- 創立50周年記念事業を実施す
看護学校同窓生一同