草木塔 発祥の地
そうもくとうはっしょうのち
山形新幹線 米沢駅から西に14.4km、米坂線 西米沢駅からは11.4km、国道121号沿いにある道の駅田沢なごみの郷(米沢市入田沢573-19)敷地に、大きな石碑が建っている。
この辺りの見どころは草木塔というものらしい。
— 道の駅 巡 (@Michinoeki194) June 24, 2025
全国に120残る草木塔の内70以上がこの地区にあるらしい。
最も古いもの(1780年建立)がこの地区にあるため草木塔の発祥の地と考えられているとのこと。
ここにあるのは平成9年に建てられたレプリカ。
(2025/06/21) pic.twitter.com/10W6wTiji7
- 道の駅田沢なごみの郷
http://michinoeki-tazawa.jp/?page_id=15
写真
碑文
草木塔
草木は 人間の生活に欠かせないものであり大きな恵みを受けています。
先人は、それに感謝し、草木の成仏と成長を願って草木塔を建立しましたが、現在は自然保護、自然との共生の原点として脚光を浴びています。
石碑としては大変珍しいもので、全国に百余基確認されており、そのうち山形県内に九十余基、特に、ここ置賜地方には七十余基と集中しています。
田沢地区には、日本最古(安永九年・一七八〇)の草木塔があることから草木塔発祥の地と言われています。
この草木塔は、草木塔の持つ自然保護環境保全の思想を全国に向け発信するシンボルとして建立したものです。寸法 高さ四・二メートル
巾二・七メートル建立 平成九年十二月吉日
米沢市
草木塔(そうもくとう)
草木塔は、田沢地区が発祥の地と考えられている珍しい石塔です。「草木塔」あるいは「草木供養塔」と刻まれた石碑は全国に120基、置賜地方に約86基ほど確認されていますが、そのうち田沢地区に11基建っています。
その草木塔の中で最も古いものが田沢地区入田沢塩地平に建っており、安永9年(1789)、上杉鷹山公の時代に建てられたものです。
草木塔が建立された理由は諸説ありますが、草や木などの自然の恵みへの感謝の気持ちを供養する心、災害や危険な山仕事から命を守れるようにという自然に対する畏敬の念、山野の森林資源の恒久的な豊かさを願ってなど、広い意味で『自然に感謝する心を表す』意味があると思われます。
田沢地区は草木塔のふるさとです。草木に感謝し供養してきた心は、私たちに『木魂』として受け継がれています。広く世界に誇れる宝として、大切にしていきたいものです。