浄土宗 近代教育 発祥の地

じょうどしゅうきんだいきょういくはっしょうのち

地下鉄 三田線 御成門駅 A2出口の地上設備地核、日比谷通りの歩道に面した天光院(東京都港区芝公園1-3-16)の通用口脇に碑が建つ。以前は天光院前にあったものだが、いつのまにかひっそりとした影に移設されていた。

明治中期に浄土宗の学校制度が定められ、浄土宗本校がここ天光院に設置され 近代教育の本拠となった。これを起点として浄土宗の学校が派生していき、現在大学は大正大学、佛教大学、中・高校は芝、東海、富山、上宮、鎮西の各学園がある。また他にも 浄土宗系の多くの 大学、小・中・高校を含む宗門校群があり、青少年教育に活躍している。

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碑文

浄土宗近代教育発祥の地

当山天光院は 天正十二年(1584)八月 増上寺11世円也上人の開基。 明治二十年(1887)七月十八日, 浄土宗の近代学校制度による 宗学本校が当院内に設置, 同二十三年一月小石川移転まで 一宗の高等教育機関として始動。 後には関東で, 宗教大学, さらに大正大学へと発展, 関西で仏教専門学校, さらに仏教大学へと発展する淵源となる。まさに浄土宗近代教育の発祥の地である。 大正大学十二代(当山二十一世), 二十五代, 二十六代(当山二十二世)の三学長が当墓所に眠るも有縁。 御縁の浄土宗御門主中村康隆猊下に表の揮毫を戴く。報謝合掌

    平成七年(1995)十二月二十九日
           天光院二十二世 宣誉龍海 識

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