品川駅 創業記念碑
しながわえきそうぎょうきねんひ
品川駅 東口 高輪口の駅前ロータリーに 石碑が建っている。日本最初の商用の鉄道は, 明治5年に 品川 新橋(汐留)~横浜(桜木町) 間に開通したとされているが, 実は 正式開業の半年ほど前に 品川~横浜 間で仮開業した。つまり, 品川駅は 日本で最初の鉄道駅である。
記念碑の裏面には, 鉄道創業時の時刻表と運賃の表が 当時のまま刻まれている。朝夕2往復 運転されていたようだが, 「運賃」は「賃金」,「8時」は「8字」などと書かれていて, 興味深い。
現在の 品川駅のある場所は 実は港区で, 品川区ではない。鉄道建設当時, 品川駅は 本来の“品川”である 東海道品川宿地区に置かれる計画だったが, 「鉄道駅ができると 宿場がすたれる」という危機感から 地元が強硬に反対し, やむなく 品川区に隣接する 港区高輪地区に置かれることになったという。
写真
碑文
品川駅創業記念碑
明治五年五月七日
品川横浜間鉄道開通
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