ビニール本 発祥の店
びにーるぼんはっしょうのみせ
都営地下鉄三田線・新宿線 神保町駅からすぐの靖国通に面した芳賀書店(千代田区神田神保町2丁目7)に、かつて発祥の店の表示があったという。
芳賀書店は昭和11年(1936) に巣鴨で創業し、空襲で焼失。戦後の昭和23年(1948) に神保町へ移転した書店である。
ビニール本は、成人向けの写真集などをポリエチレン製の袋に入れて販売したものである。芳賀書店では、店頭での立ち読みを防ぐため、成人向け書籍を袋に入れて販売したところ、これが大きな売上につながったとされる。袋によって内部を直接見ることができなくなったことも、商品の特徴となった。後にすぐに短縮され「ビニ本」と呼ばれた。
この販売方法をきっかけとして、神田神保町ではビニール本の取り扱いが広がった。昭和54年(1979) にはブームが爆発的に拡大し、ビニ本を扱う出版社や書店が相次いで現れた。出版社は30~40社、新作は月約120冊、発行部数は月130万~140万冊に達したと推定されている。
芳賀書店自身もビニ本の販売拡大によって業績を大きく伸ばした。昭和55年(1980) 頃には8階建ての本店ビルを完成させ、最盛期には年商24億円に達したとされ、ビニ本でビルが建った。
ビニ本は昭和50年代後半から昭和60年代にかけて、警察による取り締まりやアダルトビデオの普及などによって次第に衰退した。現在の芳賀書店は、かつてのビニ本ブームを生み出した神保町の書店として、その歴史を伝える存在となっている。
現在は取り扱いの中心がアダルトDVDやアダルト書籍などで、現在も実店舗に加えて通信販売を行っている。かつてビニール本の販売で一世を風靡した店は、現在も同じ神保町の地で営業を続けている。
懐古 昭和
— 和丸号 (大塚和之) (@kazumarugou) September 3, 2026
1983
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碑文
ビニール本
発祥の店芳賀書店
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