やまびこほんしめじ 栽培 発祥之地

やまびこほんしめじさいばいはっしょうのち

飯田線 伊那上郷駅南東、上郷小学校の南西にちょこっとあるJAの駐車場の隅に、きのこのような形の石碑が建つ。

やまびこほんしめじとは、ぶなしめじのこと。「やまびこほんしめじ」は宝酒造と長野県経済連の連名での登録商標。上郷村(当時)での栽培に限られていたが、近隣でも生産されるようになる。

後に消費者団体から「ほんしめじではないぶなしめじにその名称は詐称ではないか」との指摘を受け、「やまびこしめじ」となる。

参考 有限会社木村きのこ園予備.zip

写真

  • やまびこほんしめじ栽培発祥之地
  • やまびこほんしめじ栽培発祥之地 背面 碑文
  • やまびこほんしめじ栽培発祥之地 背面
  • やまびこほんしめじ栽培発祥之地

碑文

やまびこほんしめじ
栽培発祥

長野県知事吉村牛良書

やまびこほんしめじ
栽培発祥の地

やまびこほんしめじは 昭和四十五年に 宝酒造株式会社が その栽培法(宝一号菌)を開発され 当時 同社とのビール麦取引きの縁と人脈により上郷農協組合長 岩崎清一氏が この地に導入された
昭和四十七年 実用化試験がすすめられ えのき茸生産部会を中心に 本格的な びん栽培が模索され 昭和四十八年一月八日に初収穫をみて 商業的栽培の第一歩をしるした  以来長野県経済連が 宝酒造株式会社と共同で登録商標「やまびこほんしめじ」をとり なお栽培法特許により生産振興をはかり県下系統農協農家が一丸となって栽培技術の開発 販路の拡大を進めた  今日生産高は二二〇〇〇トン 二〇〇億円と驚異的な発展を遂げ 引き続き「宝二号菌」に切替えて 更に永続的な発展を目指している
ここに先人の勇断と苦難の道を切り拓かれた努力を讃え 初心を忘れることなく 長野県きのこ生産農家の繁栄と団結を念じ この碑を建立する

平成二年三月二十二日

長野県経済連 記す

地図

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