全国 遠藤青汁 友の会 発祥の地
ぜんこくえんどうあおじるとものかいはっしょうのち
山陽新幹線 新倉敷駅から西に500m。タムラ内科医院の敷地内,玄関の向い側に「全国遠藤青汁友の会発祥の地」と刻まれた石碑が建っている。
今や青汁ブームで,メーカーの数を数え始めると両手の指では間に合わないほどの種類があるが,青菜の絞り汁を商品化したのはこの「遠藤青汁」が最初であった。倉敷中央病院の院長を勤めた遠藤仁朗氏は “緑葉食青汁運動”を提唱実践し,質の良い緑葉を生で搾りジュースにしたものが健康上素晴らしく効果あることを多年の研究と実績によって明らかにした。
キャベツの原種であるケールが栄養に富み.ビタミン含有量が緑黄色野菜の中でも多く,青汁の材料として最適として採用。無農薬栽培したキダチケールを使用して「遠藤青汁」と命名。当初は入院患者に提供していたが,やがて一般にも頒布するようになった。
昭和29年(1954) “遠藤青汁普及会”を発足させ,小学校で青汁の飲用を始め、昭和32年(1957)“遠藤青汁の会”が発足。
現在は遠藤青汁友の会グリーンライフという会社組織で製造・販売を行っている。『青汁は宣伝してはいけない。体験した人から自然に広がる地道な活動だけが好ましい』という遠藤氏の理念が現在も活かされていて,新聞やTVでの広告などは行わず,東京銀座など数ヶ所にに青汁スタンドを運営して,生青汁を提供しているのがユニークな活動である。
樹木はあまり丁寧な手入れがされていないようで、控えめな標柱は木の陰に隠れて見えづらくなっているようだ。
写真
碑文
全国遠藤青汁友の会発祥の地
世界に「もっと緑を」
医博 遠藤仁郎先生生涯の■■昭和二十九年(一、九五四)六月此の地に始まる
創業五十周年記念 遠藤青汁友の会