阿武隈川 改修 事務所 発祥之地

あぶくまがわかいしゅうじむしょはっしょうのち

東北新幹線/東北本線 福島駅から南南東に1km。荒川が阿武隈川と合流する手前に信夫しのぶ橋が架かっている。荒川の左岸,信夫橋の上流100m位の堤防上に「阿武隈川改修事務所発祥之地」と書かれた石碑が建っている。この碑は社団法人福島県建設業協会の寄贈により建立されている。碑の横には福島市が建てた説明板がある。

阿武隈川は,大滝根川・荒川・摺上川等の支川を合わせて,福島県から宮城県に入り,亘理町で太平洋に注ぐ,東北地方では北上川に次いで第2位の長さの川。古くから繰り返し大規模な洪水に見舞われ,甚大な被害が発生している。このため阿武隈川の河川改修は 国の直轄工事として行うことになり,大正8年(1919) に内務省仙台土木出張所・阿武隈川改修事務所がここに創建された。

この記念碑は昭和54年(1979) に,事務所の創立60周年記念として 当時の建設省福島工事事務所が建立した。(現在は 国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所)

写真

  • 阿武隈川改修事務所発祥の地
  • 阿武隈川改修事務所発祥の地

碑文

大正八年十一月十七日
内務省仙台土木出張所

阿武隈川改修事務所発祥之地

創立六十周年記念
建設省福島工事事務所
昭和五十四年十一月一五日

地図

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