赤ベコ 発祥の地
あかべこはっしょうのち
只見線 会津
赤べこの由来は, 只見川を臨む絶壁にある 圓蔵寺の本堂(菊光堂)を建築する際に, 大量の木材の運搬に難儀していたところ, 赤毛の牛が現われ 大変な活躍をして助けてくれた, という言い伝えによる。 これを顕彰するために“撫牛”として円蔵寺境内に牛の像が祀られている。
福満虚空蔵尊 圓蔵寺は平安時代に開山されたとされる古刹で 「日本三大虚空蔵尊」の一つとされる。 (他の2つは 千葉県天津小湊町の能満虚空蔵菩薩 と 茨城県東海村の大満虚空蔵菩薩)
1月上旬に行われる「七日堂裸祭り」などでも有名。
なお、発祥の地のあかべこを象った表示は、国道252号 会津柳津駅北側の、福満虚空蔵尊への案内標識の近くに建つ。片面(北側)は観光案内図、反対面(南側)はあかべこの模様になっている。
その後、地域のあちこちに表示が増えたようで、どこまで追いかけるか未定w
写真
碑文
福満虚空蔵尊・赤ベコ発祥の地
ようこそやないづへ
開運
撫牛 菊光堂は, けやき造り八角の立柱五十六本から成り巨材の運搬に牛の働きは華やかで完成の暁に姿を消したという。これは神のご加護にちがいないと, もっぱらのうわさと語り伝えられている。
虚空蔵菩薩は, 牛寅の守り本尊でもあり, 牛とは深いかかわりをもち「丑」はもともと, み仏の使いとされてきた。
会津の民芸品とされている, あかべこ(朱色は魔よけの色とされている)はこの地が発生地としても有名である。
丑寅生まれの守り本尊としても信仰を集め, この牛をなでると福と知の無限の御利益があり, 開運が開けるという。