日本最初の 屠殺場の跡

にっぽんさいしょのとさつじょうあと

下田湾の北東。海岸から100mほど北東に入った山裾に、曹洞宗の寺・玉泉寺がある。

山門を入ると正面に本堂、左側に墓地があるが、墓地の最前列に「日本最初の屠殺場の跡」と書かれた木碑が建っていて、横に立派な慰霊碑(牛王如来)が建っている。

6960玉泉寺_看板と牛王如来

下田駐在の領事に任命されたタウンゼント・ハリスは、日米の文化の違いにおおいに戸惑った。特に 食生活においては、肉食をしない日本人の食生活になじめなかった。そこで 役人たちとの困難な交渉の結果、特に領事館の米人に供するためだけに 牛肉を提供することになった。

と言っても 屠殺場があるわけではなく、寺の境内にあった仏手柑(ぶっしゅかん)の木に繋いだ牛を屠殺したのだという。寺の中で牛の屠殺をしたというのは驚きだが、大形生物の殺生をすることが忌み嫌われた結果、他に引き受けてくれる場所がなく このような結果になったのだろうか。また、一体どういう人が屠殺にかかわったのだろうか、興味あるところである。

横にある立派な慰霊碑(牛王如来)は、昭和になってから 東京の牛肉商が牛の供養のために建立したものだそうだが、その建立に経緯なども詳しく知りたいところである。情報をお待ちしております。

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柿崎31−6 玉泉寺 付近