BBS運動 発祥の地
びーびーえすうんどうはっしょうのち
京都国立博物館の500m西。京都女子学園(京都女子高校)の正門前に 黒褐色の石碑が建つ。
「BBS運動」は 太平洋戦争直後に始まった社会運動で, (日本BBS連盟) のホームページには 次のように書かれている。
「BBS運動」とは “Big Brothers and Sisters Maovement”の略称で, その名の通り「兄」や「姉」のような身近な存在として 少年たちと一緒に遊んだり 悩みの相談にのったりなど,”同じ目の高さで”接しながら 彼らが健やかに成長する 事のお手伝いをしている青年ボランティア。全国で約6,000人のBBS会員が, それぞれの地域で少年たちと交流したり 非行のない社会環境作りのための 活動を展開している。
BBS運動の発会式が 京都女子専門学校(現・京都女子学園)で行われたため この地を発祥の地としている。 この碑は, 運動発足50周年を記念して 1997(平成9)年に建設された。
BBS連盟のウェブが新しくなり、内容はだいたい同一だが表現が変わったため、当ページに書き加える。
BBS(Big Brothers and Sisters Movement)は、その名のとおり、少年少女たちに、同世代の、いわば兄や姉のような存在として、一緒に悩み、一緒に学び、一緒に楽しむボランティア活動です。
その名は、今から約100年前にアメリカで始まった、Big Brothers MovementやBig Sisters Movementにちなんで名付けられました。
写真
碑文
BBS運動発祥の地
古川健次郎 書
日本のBBS運動発祥の地
終戦間もない昭和21年,立命館専門学校(現:立命館大学)の一学生から 「私は近頃の少年犯罪の問題に関心を持つ一人として,私達学生の手によって これら少年の良き相談相手,良き友として,なんとか正しい道に導きたい。」 という思いの込められた手紙が京都府に寄せられました。
この手紙は,京都少年審判所(現:京都家庭裁判所/京都保護観察所)所長, 宇田川潤四郎氏のもとに届けられ,氏の助言と援助のもとに,京都の学生達に 呼びかけ,昭和22年2月22日,ここ京都女子専門学校(現:京都女子学園)の 講堂において,京都少年保護学生連盟の発会式が開催されました。
その後,この少年保護運動は全国に広がり,今日のBBS運動へと発展しました。
BBS運動とは こんな運動です
(Big Brothers and Sisters Movement)非行少年の良い「ともだち」となり
兄,姉のような立場に立って,
その立ち直りを助ける活動を行う
青年による ボランティア運動です。BBS運動発足50周年を記念し
学校法人京都女子学園のご協力を得て記念碑を建立。平成9年2月22日
日本BBS連盟会長 古川健次郎記念碑建立企画実行委員会
神戸英一 藤本昌弘 原田喜信
林英男 生駒聡 田中正彦
米次一男 高垣晴夫 福永純子