祇園祭 発祥の社
ぎおんまつりはっしょうのやしろ
信越本線 柏崎駅から 西北西に1km。鵜川に架かる八坂橋の東側,八坂交差点前に,八坂神社と観音寺が並んでいる。神社の入口に,柏崎青年会議所が建立した「祇園祭発祥の社」と刻まれた石碑(まちしるべ)が経っている。
ぎおん柏崎まつりは毎年7月に柏崎市で開催される夏祭で,大民謡流し・たる
八坂神社・祇園祭の歴史は古く,もとは疫病や災難を除くためのお祭りとして始まり,江戸末期には既に花火奉納が行われていたという記録がある。ぎおん柏崎まつりの花火大会は 大変に規模が大きく,片貝・長岡と並んで“越後三大花火”の一つとされている。
なお 八坂神社は,平成19年(2007) の中越沖地震によって被害を受け,さらに 翌年の再建工事中に火災のため全焼した。平成22年(2010) に再度の再建工事が行われ,現在は新しい社殿が完成している。
写真
碑文
祇園祭発祥の社
祇園さんの名で親しまれている八坂神社は11代垂仁天皇の御代に和那美水門祇園杜として創建され,八岐大蛇伝説で有名な素盞鳴尊を祭神としています。現杜殿は番神堂と同じく4代篠田宗吉が棟梁を務め、建立されました。
この地は柏崎中心の花街として長く栄え,お祭りの時は多くの参拝者で賑わい、人々は名物のお団子などを食べながら、花火を楽しんだといいます。その様子は「春は住吉夏祇園おばな祭りの諏訪の賑わい」とうたわれました。
お祭りは7月7日の始祭・例大祭・毎夜祭・7月27日終了奉告祭と続き,神興渡御は街中に夏を伝えました。社団法人 柏崎青年会議所
2006