神田今川橋が発祥の『今川焼』

かんだいまがわばしがはっしょうのいまがわやき

東海道本線・中央本線・山手線・京浜東北根岸線・地下鉄銀座線 新橋駅から南に200m、プレミアムでミッドサイズなオフィスビル PMO八丁堀Ⅱ1階に入居する今川焼き本舗(千代田区鍛冶町1丁目7-11 PMO八丁堀Ⅱ)の道路に面したガラスに表示がある。

江戸時代中期の安永年間(1772〜1780年)頃、神田堀(龍閑川)に架かる今川橋の袂にあった店が、小麦粉の生地に小豆餡を入れて焼いた菓子を売り出した。この橋の名前にちなんで「今川焼き」という名称が定着した。

橋の名称自体は、天和年間(1681〜1683年)に架橋に尽力した地元名主の今川善右衛門の名に由来する。龍閑川の埋め立てに伴い橋自体は消滅したが、現在も同地には「今川橋交差点」や「今川橋跡」の記念碑が存在している。

今川焼きは、小麦粉を主体とする生地で餡などを包み、円形の焼き型で焼き上げる菓子である。地域によって

  • 大判焼き(全国的に最も広域で用いられる呼称)
  • 回転焼き(関西地方・九州地方を中心に普及)
  • 回転饅頭(九州地方・山口県など)
  • 回転パン(熊本県など一部地域)
  • 御座候(播磨発祥の専門店名に由来、主に関西・山陽地区)
  • 太鼓焼き(西日本各地)
  • 太鼓饅頭(四国地方・近畿地方など)
  • 甘太郎焼き(関東地方・新潟県など)
  • 二重焼き(広島県など)
  • じまん焼き(長野県上田市など)
  • あじまん(山形県を中心とする東北地方・秋田県・新潟県など)
  • おやき(北海道・青森県・岩手県など。長野県の郷土料理「おやき」とは異なる)
  • 御座焼き(一部地域)
  • 義士焼き(東京都など)
  • 太鼓判(一部地域)
  • 巴焼き(千葉県など)
  • 車輪餅(台湾)

など、その他多くの地域で呼び名が異なり、各地で親しまれ、時には呼称をめぐって対立してきた。名称は異なっても、円形の生地に餡を入れて焼くという基本的な特徴は共通しているので、この対立を収めるために、架空の第三勢力「ベイクドモチョチョ」という呼称がネットで提唱されたが、一般的に定着した感じはとくに感じられない。

写真


碑文

神田今川橋発祥の『今川焼』を
この地で再び。

今川焼き

「今川焼き」は、江戸中期の安永(1772~80)の頃に名主の今川善右衛門(いまがわ ぜんえもん)が架橋した橋、つまり現在の東京都千代田区鍛冶町の神田今川橋付近にあった店で売り出されたものが発祥とされています。

今川焼本舗

神田今川橋が由来の「今川焼き」を再びこの地に蘇らせたい…
その想いからこの店は生まれました。
歴史ある今川橋の名に恥じぬよう最高級の餡と生地を使用した当店の「今川焼き」をぜひご賞味ください。

地図

地図

千代田区鍛冶町1丁目 付近