イルカ 飼育 発祥の地

いるかしいくはっしょうのち

伊豆箱根鉄道 駿豆線 伊豆長岡駅から 西に6km。沼津市街地から駿河湾沿いに 県道17号を南進すると三津三叉路 交差点から500mほど先の左側に三津みとシーパラダイス(沼津市内浦長浜3-1)がある。ここの正面は土産物などの販売店になっているが,その外側右側の壁面に,3匹のイルカが飛び跳ねているレリーフが飾られており,その左下に やや小さな文字で「イルカ飼育発祥の地」と書かれている。

現在 日本国内には “水族館”あるいは同種の施設はどれだけあるのかわからないが,日本で最初の水族館は,明治30年(1897) のこと。神戸市で開催された第2回水産博覧会に際して開設された“和楽園水族館”だと言われる。ただしこれは 博覧会期間中だけの開設だった。

明治32年(1899) 浅草公園水族館が開設され,日本初の私設水族館といわれた。
明治36年(1903) 当時世界一との評価を得た“堺水族館”が開館。(昭和36年(1961) 閉館)
大正11年 (1922) 京都大学白浜水族館が開館。

そして,昭和5年(1930) に,日本で5番目の水族館として,“中之島水族館”が開館した。ここは,昭和39年(1954) に“三津天然水族館”となり,現在は“伊豆・三津シーパラダイス”と改称されている。この施設は 日本で初めてバンドウイルカやセイウチ・ラッコの飼育を行ったことで知られる。平成22年(2010)は “イルカ飼育80周年”に当たるというので,いろいろなイベントが行われたとのこと。

写真

  • イルカ飼育発祥の地 碑文
  • イルカ飼育発祥の地
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  • イルカ飼育発祥の地

碑文

イルカ飼育発祥の地

伊豆三津シーパラダイスは 1930(昭和5)年に三津水族館として開館した.世界最初のイルカ水族館です

地図

地図

沼津市内浦長浜 付近 [ストリートビュー]