河内 最古之音頭 発祥地
かわちさいこのおんどはっしょうち
近鉄大阪線 近鉄八尾駅の西500m、臨済宗 常光寺(八尾市本町5丁目8-1)の立派な山門の中前に「河内最古之音頭発祥地」と刻まれた 台座を含め高さ3mほどの石碑が建つ。
「河内音頭」は“口説き形式”の盆踊り唄で, 非常に多数の流派があって それぞれに独自の歌詞や節が存在する。 その中で 常光寺で歌いつがれている「流し節・正調河内音頭」が 河内音頭の原型とされる。
河内家菊水丸が“
室町時代, 常光寺を再建した際に材木を運ぶ木遣り唄が河内音頭の始まりとなったと言われ, 今日まで約600年間うたい継がれ, それ故 この地が河内音頭の発祥の地とされる。
口説き形式
盆踊り歌の歌詞は 大きく分けて“小唄形式”と“口説き形式”とがある。
“小唄形式”は '七七七五'調の短詞形をとる。“都々逸形式”と言った方がわかりやすいかもしれない。 盆踊歌では この形式をとるものが多い。
これに対して, “口説き形式”は '七七'(あるいは'七五')調の単純な繰り返しの形をとり, これを延々と続けることができるため,長編の叙事詩を歌うことができる。
写真
碑文
河内最古之音頭發祥地
元文部大臣 塩川正十郎書