東浪見甚句 発祥之地

とらみじんくはっしょうのち

 
調査:
2019年11月(写真 竹カッコンさん)

地引網による鰯漁が盛んだった九十九里において、大漁祝いや豊漁祈願等に詠われた東浪見(とらみ)甚句(じんく)。昭和38年(1963)には一躍有名となり、世界民俗芸能祭にも派遣されたが、今では漁業衰退とともに存亡の危機となっている。千葉県指定無形民俗文化財に指定されている(昭和40年4月27日指定)。

国道128号線沿いにあるリゾートホテル グランドヴィュー一宮(長生郡一宮町東浪見60-1)の隣にある草むらの中に、石版が建つ。保存会によって昭和45年(1970)に建碑された。)

写真

  • 東浪見甚句発祥之地
  • 東浪見甚句発祥之地 碑陰
  • 東浪見甚句 説明
  • 上総十二社祭り祭典場跡地の碑

碑文

千葉県指定無形文化財

東浪見甚句発祥之地

太東岬で
いりくま
 見れば
明日も
 大漁か
鳥の群

日本詩人連盟会長
白鳥省吾書

碑記

東浪見甚句は吾が九十九里の南端太東岬に隣る東浪見地方を中心として江戸時代初期より漁業の繁栄と共に創生せる民俗娯楽の代表的の一つとして其の和楽の妙趣溢れ貴重なる文献と称すべきものであるが昭和期に至って漁業の不振と共に埋没の傾向にあるので郷土の有志その煙滅を惜み率先してその保存と普及に尽力した 加うるに千葉県文化財専門委員文学博士今井福治郎先生の認むるところとなり千葉県指定無形文化財となった尚甚句の中の「いりくま」の語は太東岬の有名漁巣として漁民の生活に最も親しまれている所である

地図

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長生郡一宮町東浪見 付近 [ストリートビュー]